丸山珈琲とマリサベルさんとの出会い
丸山珈琲で扱うコーヒー豆は、代表の丸山健太郎がバイヤーとして生産地に赴き、現地でコーヒー豆を農園主より直接買い付けを行う「ダイレクトトレード」という方法を行ってコーヒー豆を仕入れています。
前回の文章でご紹介しているマリサベルさんご一家ともダイレクトトレードを行っていて、今では毎年マリサベルさんご一家のホンジュラスにあるエル・プエンテ農園を訪問しています。
今回は“バイヤーの回想録 ~マリサベルさん一家との出会い~ “を、お届けします。
丸山珈琲とマリサベルさんとの出会い
マリサベルさんご一家とのお付き合いは約8年になりますが、お付き合いのきっかけについてお話しします。私が初めてホンジュラスに行ったのが2004年です。2004年初めてのホンジュラスでCOE品評会(カップ・オブ・エクセレンス:生産国で開催されるコーヒー豆の国際品評会)が開催され、国際審査員として参加しました。その時の品評会で複数上位入賞していたのが、マリサベルさんご一家でした。
マリサベルさんご一家のご主人のモイセスさんはグアテマラ出身で農園の経営や技術的な面でのサポー トで力を発揮されています。実は、マリサベルさんのお父さんも優れた生産者として有名です。今では農園の運営をモイセスさんとマリサベルさんに託され現役を引退されておりますが、COE品評会に何度も入賞し、欧米の有名スペシャルティー焙煎業者の方が長期契約をしています。

2004年のCOE品評会では丸山珈琲はホンジュラスで1位の生産者の方のコーヒーを落札することができ、複数上位入賞のマリサベルさんご一家とはご縁はありませんでしたが、「これだけ入賞するなんてどれだけ実力のある生産者家族なのだろう」、「いつかこのコーヒーが取り扱えるようになったら良いなあ」と思ったものです。 その後、ホンジュラスの他の地域の生産者の方とのプロジェクトが成長したために、プロジェクトにかかり切りになっていました。また、マリサベルさんご一家は品質の高いことでさらに有名になっていましたが、約10年近くCOE品評会での優勝を手に入れることは出来ていませんでした。
そんな中、2016年
ついにマリサベルさんはCOE品評会で優勝。名実ともにホンジュラスで1番のコーヒー生産者となったのです。

この時のコーヒーが素晴らしく、マリサベルさん一家のコーヒーはオークションで当時のCOE品評会史上最高価格(120.10ドル/1パウンド)を更新しました。

この時をきっかけに彼らのエル・プエンテ農園を初訪問。私は素晴らしい農園であることに感動しました。そして現在に至るまで、長期にわたる継続的な買付関係を作ることができています。以来、毎年ホンジュラスのエル・プエンテ農園を訪ねています。

次回は、マリサベル・カバジェロさんとのこれからについてご紹介いたします。

丸山 健太郎 KENTARO MARUYAMA
カップ・オブ・エクセレンス国際審査員 ACE(エース)(Alliance for Coffee Excellence Inc.)名誉理事 2004年にSCAE(ヨーロッパ スペシャルティコーヒー協会)若手起業家賞受賞 1991年に軽井沢にて丸山珈琲創業。2001年からは、バイヤーとして世界各地の生産地訪問を開始し、自ら厳選した豆を買い付ける。 また、数々のコーヒー豆品評会、審査会における、国際審査員(カッパー)として世界的にも活躍。